7月28日
晴れ。
昨晩は日没で、設営時間切れ。
今日は、日出とともに設営を再開すると指示していた。私は寒さで4時半に目が覚めた。
結構、言われたとおり4時半過ぎて明るくなってくると起きてくる。
VS達の寝起きがよさそう。BS連中はまだお子ちゃまってところか。夜更かしすると翌日起きられないらしい。

設営を続ける。キッチンフライをたて、ゲート作り。宿泊用テントの位置を整然と並ぶように立て直す。大会本部からの指示で、サイトの境界にフェンスを設ける事が出来ないため、テントの配置を工夫して自隊のサイトに外部から入り込めないようにする工夫が必要であった。
(結局は、テントとテントの間にヒモをかけて、物干しロープと見せてフェンスを構築する隊が多かった。)

朝食も平行して作らせる(まだ、指示しないと動きが悪い)
今日は9:00から日本派遣団本部で隊長会議。結局、朝飯にありつけそうもなかったので、簡単に一人分の食材を調理し。胃袋に納めて、派遣団本部へ向かう。

出発空港もバラバラだったので、久しぶりに顔を会わせた隊長や派遣団本部の人と挨拶を交わす。
さらっと、HoHo中に起きた事件や、昨日のキャンプインの遅延の報告を済ませす。
結局は、もう始まったからなるようにしかならないというスタンスで取り組むしかないとお互いを慰める?だけ。

隊長会議では、確認事項がざっとアナウンスされる。
 テントの不良品は交換する。
 開会式が早くなった。
 などなど。

そうそう、日本で5月くらいに発症する、カモガヤなどの花粉症がこの時期に、こちらでは起きるらしい。過敏なISTが1名撃沈していると報告があった。

帰り道同じ方向の隊長たちと話しながら帰ると、チェックインセンターでの待ちぼうけは、あの後も結構続いたらしい。
遅く入場したら、隣の隊が、”飯はまだだろう、配給食材よこせ、設営している間に俺たちが作ってやる”と申し出た隊がいくつもあったそうだ。逆に、早くついてすべてが終わった日本隊のスカウトで、隣の隊が遅く入場したところでは、スカウト自ら隣の隊の設営に協力したいと申し出たところもあったらしい。
すでにスカウトの友情の実践がスタートしている。

隊にもどり、開会式の時間が早まった連絡をしようとしたら、サブキャンプ本部からすでに、10:30にSC−HQ前に集合と連絡があったとかでスタンバイ。
テントの不良品は、縫製の悪いのや、チャックが逆向き・破損といった論外のものまでかなりあることがわかった。

10:30開会式へ出発。
サブキャンプのISTになんで開会式が早くなったのか尋ねたら、どうやらロイヤルファミリーの都合らしい。ケント公とウイリアム王子が台臨されるがそのどちらかのスケジュールの変更で開会式が早くなったという。
[一部のブログ等で、台臨されたのはチャールズ皇太子という記載を見かけるが、ケント公(チャールズ皇太子の叔父)の間違いである。]

アリーナに昼食用のサンドイッチとジュースをもって集合である。開会式は14:00スタートなのに・・・。
4万人が入場しなければならないから早く集合しなければいけないんだとISTがアピールしていた。
参加隊が、各々の国の制服を着用し国旗をかざしてアリーナに集結してくる。
いよいよ世界ジャンボリーが始まるんだ、本当に世界ジャンボリーに参加しちゃったよって感動がじわじわと湧いてきた。
何度もくるくると周りを見渡しては、感動してました。
イタリア、ポーランド、ケニア、スイス、オランダ・・・・・BSA、UK。いろんな制服のスカウトがこのアリーナにどんどん押し寄せてくる。スゴイ!

会場のあちこちで大道芸のパフォーマンスが始まった。ジャグリング、ハシゴ乗り、竹馬を履いた巨人など。スクリーンには1時間前とか、史的なVTRが流される。
我々の横に、タイのスカウトの集団が入ってきた。ばったり顔を見合わせた指導者。APRジャンボリー見学の時にお世話になったS氏である。(肩書きがナショナルコミッショナーになっておられました)
4万人の中で、偶然の再会にお互いびっくりである。14NJの時も、韓国の指導者とアリーナでばったり再会したっていうのがあった。

会場整理のISTが、開会式を見学にきたISTを排除している。”ここは参加者の席だからISTは出ろ”と。参加者っていいなぁ。そういえばジャンボリーやキャンプ大会に参加者(参加隊指導者)の立場で参加したのって何年ぶりかなぁ?

14:00ジャンボリーの開会セレモニーのスタートである。
といっても、日本などのセレモニーのような堅苦しさは微塵もない。
来賓といえば、ケント公のスピーチだけであったといっても過言でない。大臣や地元の有力者など全く紹介すらなかった。(日本でジャンボリーを開催したらここまで簡素化できるだろうか)

アトラクションは、世界を回ったWOSM旗だろうか。泥だらけになったロンドンキャブがステージ前に到着している。その車でWOSM旗が世界を回ったという設定だ。前方スクリーンにアニメで世界地図上をキャブが移動する。自分の国の地名が表示されると会場内で歓声がわき起こる。もちろんTOKYOも通過してくれた。

そして、ロンドンについたハズの旗が会場に無い!
どこだ?と探していると、上空を飛行機が通過し何かが投下された。
WOSM旗を拡げたスカイダイバーだった。旗が会場に無事到着し、掲揚柱に掲げられた。

趣向は良かったが、私は内心ちょっぴりがっかり。なぜかといえば、世界ジャンボリーというある意味国家的な行事だと、開会式でその国の空軍のアクロバットチームが会場上空をパスしていく事が多い。いつかアメリカのナショナルジャンボリーの映像で、米軍のアクロバットチーム・サンダーバードがパスするのを見た記憶があるのだが・・・。
英国だから空軍のレッドアローズの編隊パスを期待して、開会式開始当初、なぜか自分だけ周囲の空をキョロキョロ見渡していた。
そしたら、後方の上空に飛行機の機影が3個。ワぁ!やっぱり。でもなぜ3つ?9だろう?
近づいてくる機影を確認してがっかり。戦闘機ではなくダイバーが降りるためのセスナでした。

意外と大きな感動はなく、余韻が残るわけでもない状態で終了しサイトに戻る。

16:00当番班以外には、自由時間を与えた。
これまで、会場入りしてからスケジュール・設営に追われウズウズしていたトレード希望のスカウト達が、交換用品を持って飛び出していった。一部は、サイトの裏の通路で出店を始めた。
私はといえば、すでに朝からワッペンを数枚ポケットに入れていたので、日本派遣団のHQへの道中や、開会式会場で交換を行っていた。スカウト達に見せてやると、僕も、開会式の会場で交換してくれと声をかけられたが手持ちがなかった。とまだ甘いのである。

どうも炊事の要領が悪い。若干遅れて19:00からのサブキャンプのオープニングセレモニーにスカウト達を送り出した。
私は早速、留守番係が始まった。

21:00雨が降り始めた。
21:00GB会議を開いたが、なんか出てくるのは不満ばかり。
スケジュールに振り回されること、指導者の話がころころ変わることなど。
スケジュールは、自分たちで組み立てれば良いことを話し。話がころころ変わるのは、HQやSCの指示が会議のたびや連絡が入る度に変更になるから致し方なく、最新の情報に会わせるか、最初から参加しないと決め込むしかないことを説明する。
世界ジャンボリーは、日本国内の行事のように綿密に計画されて時間通り進められるものや計画が曖昧でも時間が来たら強行突破する日本のやり方とは異なる。これが文化や感覚の違いでもあることを肌で感じる絶好の機会であると説明したが、当然彼らは始めての境遇に納得など出来ようもなかったようだ。
こんな説得のようなGB会議が1時間以上続くモンだから、明日以降はやり方を考えないと、貴重なイギリスの時間がもったいないなぁ。

22:30携帯がなる。着信表示は、イギリス国内から。
イギリス人の友達のSから電話。なんかむちゃくちゃ日本語がうまくなっている。イギリス人が日本語で話し、日本人が英語で話すちぐはぐな会話。
明日、会場に見学に来るから何か必要なものはないかと尋ねてくれた。
味の違いで、スカウトの食が細くなっているので、コショウをリクエストする。

雨足が強くなり、早朝から活動しているスカウト達の疲労も考え23:00に就寝命令を出した。
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