| 7月26日 |
7時に起床。外は本降りの雨。
ロストバゲージの3人の家庭に電話を入れるが荷物は届いていない。
どうやら、1つの荷物に対して、所属隊長、本部員、地元県連から問い合わせが行くので空港側の相手も混乱しているようだった。そして、ジョン達が対応してくれているのは、我々の隊ではなく、その地域にホームステイしたグループの分で、数字に差があった。
もう一度話を整理し、我が隊のロストバゲージのスカウトの名前と滞在先を確認し、その確保に全力を向けたいこと、それぞれの隊長がそれぞれの所属隊のスカウトの対応に専念しているのでそれにそって対応することを要請した。
朝一番で、ヒースローに連絡すると、もうすでに荷物はマンチェスターの空港に送ったので知らないの一点張りに変わってしまった。昨晩からマンチェスターの空港担当者は荷物が多すぎて各家庭に運びきれないととぼけたことを抜かしている。
午前中は、ジョンと指導者3名でスーパーに出かけ、キャンプ中の補助食材や、フードフェスティバルの食材、硬水対応の石鹸類を購入する。
マーケットのレジは、最近日本でもちらほら見られるようになったセルフレジやおもしろいのはレジで会計するものを客が自分でベルトコンベア上に並べると、キャッシャーが順にベルトコンベアを動かしバーコードを引く。会計の終わったものはどんどん反対側に滑り落ち客が袋詰めするのだ。
出来合のものと違って食材は安い。マーケットチェーンのブランドのものになると更に安い。
今日の昼は、ついでに購入したレンジで温めるだけのガーリックライス。イギリスの食卓は、貧粗だがさらに調理にも手がかからないレトルトが多くなるとキッチン用品はほとんどなくても暮らせそうだ。
昼に駅に集まる。また、昨日のメンバーだ。
マンチェスターの駅まで移動し、トラムでオールドトラフォードスタジアムへ。マンチェスターユナイテッドの本拠地だ。スタジアム3階の喫茶室で休憩。サッカー好きのスカウトが、なぜ見学もせずにここで休憩しているのかとはやる気持ちを抑えられない状態。
スタジアムツアーの出発時間を調整しているのだ。
指導者が集まって雑談していると、アランの電話が鳴った。電話の内容から、ジョンスミス連盟コミとロストバゲージへの対応について話しているようだった。電話を切った後、”hiro、すべて完了だ!”と自信満々に話しかけてきた。荷物を確保し、私の隊の3名分は、ウィンが車で確保しに走ってくれていること。他の隊の荷物は各々の指定場所にとどける段取りがすべてついたというのだ。ラウンジの指導者テーブルの周りは歓声に包まれた。(他の客は何事かと)
晴れ晴れした気分で、自分にとっては興味のないサッカーの競技場を見学することが出来た。サッカーファンには申し訳ない話なんだろうなぁ。
スタジアム見学を終え、スタジアムの土産物売り場に行くとそこは、グレートマンチェスターイースト連盟にホームスティしているスカウトでごった返していた。
連盟の企画したレセプションに参加するために移動を開始する。
降りた駅とは異なる駅からトラムに乗ると、土砂降り。おりるまでに止んでくれ・・・・。
ハーバーシティ駅に着いたが土砂降りの雨。会場に走る。私は、スカウト達に車に気をつけろと怒鳴るだけ。町中でも道路にアーケードがないために雨をしのぐものがないのだ。
マンチェスタータウンホールにはいると、そこはスカウトで一杯。日本隊だけでも7隊280人いるわけだから500名近いレセプションである。
会場となった大ホールの天井には、名家の紋章が描かれていたがその中に皇室の菊の紋を見つけることができた。
マンチェスター市長との歓談やコミッショナーの歓迎の言葉、我々からの感謝の言葉など一通りの式典をすませ歓談の時間となる。
コミッショナーから、ロストバゲージの問題はすべて解決した。翌朝までに各々の家庭に荷物が到着するとの報告に会場内は歓声があがった。
19時に市庁舎前で日本派遣隊員の記念撮影。市庁舎前のオブジェを中心に一堂に会すると、HoHoのホストファミリーなどが写真を撮ってくれる。
日本派遣隊から弥栄三唱。ホールに共鳴し天にこだます弥栄に多くのスカウト・指導者が鳥肌が立ったと感動していた。
(不思議なことに、この記念撮影の間だけ、雨が止んでいた)
会場を後にして、我々は電車に乗り家路へ。
今晩は、アラン夫妻が我々指導者も招待してディナーを催してくれるという。
アランの家に行くと、いつも一緒に行動していた20隊のスカウト5人が自宅のようにくつろぎゲームを楽しんでいた。グループステイのスカウト達とは雲泥の差だろう。
2Fは、書斎とテラスがあるのだがその間仕切りに壁状の水槽がおかれていた。中を覗けば、入門種の熱帯魚たち。最近飼育を始めたという。私が数十年のアクアリストで、ホームページも作っているというと見てみたいという話になりインターネットへの接続を試みるがつながらない。向かいのオフィスのサーバーが落としてあるからだということでアランと立ち上げに向かう。
その時に趣味の話をしていると、ジョンと一緒にオフロードが趣味だという。私も過去にキャメルトロフィーの日本予選に挑戦したことがあるといった瞬間、アランは血相を変え、オフィスの書棚にしまい込んでいたオフロードで遊んだときに車をひっくり返したり壊してしまった写真を次から次へと見せてくれた。あまりに2人で話し込んだので住家の方から戻ってこいと電話が入った。
インターネットにつないで、自分のアクアリウムを紹介し、しばしパソコンを借用した。これで始めて日本向けにブログを更新することができた。
(ジョンの家にはパソコンがなかった)
食事が終わり、アランの息子のマイクが、パブに行こうと我々を誘ってくれた。
もう23時。でもロストバゲージの件も解決し、その件でも世話になったのでむげに断る訳にもいかず1杯だけ飲もうということでマイクの車でパブに向かう。
パブでビタービールを飲んでいると、ジョンの友達が、我々のことを聞いてくる。"ジャンボリー"の一言でたいていの人は理解できるくらい一大行事のようだ。
なぜか、カニかまぼこを振る舞ってくれるのには驚いた。
24時に帰宅。マイクの車からN副長が荷物を出そうとすると・・・ない!
確かに車のトランクに入れたはずなのだが・・・・。念のためマイクがパブまで戻って調べてくれた。
ジョンの電話が鳴る。マイクからだ。
車上狙いにあったようで、鍵が壊されていると。たった30分の間にやられたようだ。
アランの仕事は、セキュリティ会社経営で、自動車にも人並み以上のセキュリティ装置がついていたのだが破られてしまった。
幸いなことにといっては何だが、トランクには2人の副長の荷物があったが、貴重品を入れていない副長の荷物だけが盗難にあった。貴重品が入っていたH副長のバックは無事だったのが不幸中の幸いだ。
ロストバゲージが解決して半日もしない間に新たな問題の発生である。
警察やらなんやらの手続きで就寝は25:30。 |
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